新聞やテレビといったみんなが見ているマスメディアがあり、「一億総中流」と言われるような“安心できる生き方のモデル”があり、多くの人が自分を社会の一員として捉えられた。そんな時代と比べると、今の時代は、社会への参画感を一人ひとりが感じるのがとても難しい状況が生まれているのではないでしょうか??
マスメディアは弱体化し、ネットメディアやSNSが興隆。攻撃的で分断を深めるような発信が錯綜する中で、公共性を論じることはとても難しくなるとともに、社会には寄る辺のなさゆえの大きな不安が存在しているように感じます。
今回のセッションでは、株式会社ニューピース 代表取締役CEO/ Creative Directorの高木新平さん、認定NPO法人マギーズ東京共同代表理事の鈴木美穂さん、リディラバ代表の安部敏樹によるクロストークを開催。
コミュニティを含めた、社会と個人をつなぐ大小様々なメディアに関わってきた3人が、これからの時代の、社会参画のあり方を議論します。社会参画とWell-Beingが循環する社会の全体設計、個人と社会をつなぐ多様なメディアの構築はどうすれば可能になるのか。
すこやかな未来に向けた3人の対話にぜひご参加ください。
スピーカー
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高木新平
株式会社ニューピース 代表取締役CEO/ Creative Director 1987年富山県出身。早稲田大学卒業後、(株)博報堂に入社。2014年独立し、(株)NEWPEACEを創業。未来志向のブランディング方法論「VISIONING®︎」を提唱し、これまで数多くのスタートアップや新市場のブランド開発に携わる。その他、富山県成長戦略委員、(株)ワンキャリア社外取締役など。
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鈴木美穂
認定NPO法人マギーズ東京共同代表理事/元日本テレビ記者・キャスター 1983年、東京都生まれ。2006年慶応義塾大学法学部卒業後、2018年まで日本テレビ在籍。報道局社会部や政治部の記者、「スッキリ」「情報ライブ ミヤネ屋」ニュースコーナーのデスク兼キャスターなどを歴任。2008年、乳がんが発覚し、8か月間休職して手術、抗がん剤治療、放射線治療など標準治療のフルコースを経験。復職後の2009年、若年性がん患者団体「STAND UP!!」を発足。2016年、東京・豊洲にがん患者や家族が無料で訪れ相談できる「マギーズ東京」をオープンし、2021年末までに約5万人の患者や家族が訪問。自身のがん経験をもとに制作したドキュメンタリー番組「Cancer gift がんって、不幸ですか?」で「2017年度日本医学ジャーナリスト協会賞映像部門優秀賞」を、「マギーズ東京」で「日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー2017チーム賞」を受賞。
モデレーター
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安部敏樹
株式会社Ridilover/一般社団法人リディラバ 代表 1987年生まれ。14歳の時に家庭内暴力を起こし家出、不良少年・不登校になるも、友人からの応援を受け一念発起し、東京大学に入学。在学中に「リディラバ」を、社会課題の現場へのスタディツアーを作るプラットフォームとして立ち上げた。Forbesアジアを代表するU-30選出、学生起業家選手権優勝、KDDI∞ラボ第5期最優秀賞、若者旅行を応援する取り組み表彰にて観光庁長官賞(最優秀賞)など受賞。著作『いつかリーダーになる君たちへ』(日経BP)等。